Porvoo (ポルヴォー)

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ヘルシンキ東に位置するポルヴォーの人口は約4,000人。ポルヴォー市の起源は14世紀に遡り、トゥルクに次ぐフィンランド第2の古都です。中世の雰囲気が残る旧市街とロシア帝国時代の建物が混在するポルヴォー市は、ギャラリーやハンディ・クラフトのショップも多く、観光客にも人気の街です。ヘルシンキからもわずか1時間の距離なので、気軽に出かけられます。

ポルヴォー川沿いに建つ赤い倉庫群は、18世紀に建てられたもので、今ではポルヴォーの特徴ともなっています。違い地を抜けると田園風景が広がり、歴史ある街は多くの芸術家に愛されてきました。ムーミンの作者トーヴェ・ヤンソンもポルヴォー近くの孤島に別荘を持っていたことでも知られます。夏には、バスだけではなく、船や蒸気機関車も利用できるので、ヘルシンキからの旅も楽しみの一つとなるでしょう。時間がない場合には、ヘルシンキからの半日ツアーも便利です。

 

■アクセス

バス:ヘルシンキ・ヴァンター空港から約45   

ヘルシンキ市内から約53 km(1時間) 1時間に1~5便運行

 

■観光情報

Porvoo City Tourist Office http://www.porvoo.fi/

主要観光スポット

■ポルヴォー歴史博物館

1762年に建てられた旧市庁舎にある博物館。ポルヴォー・エリア及び東ウーシマー地方の歴史、文化史、民族学的展示。家具やガラス、陶器、錫製の食器、テキスタイル、おもちゃなどが展示されている。

URL:   http://www.porvoonmuseo.fi/

■J..ルーネベリの家

フィンランドを代表する詩人、ヨハン・ルードヴィッヒ・ルーネベリ(18041877)の自宅。エンパイア様式の街並みの中で最も保存状態が良い。彼が住んでいた当時のままの状態を保存している。フィンランドの自然を心から愛して人々の様子を詩に表し、国中にその名を知らしめたフィンランド人作家。

 

ルーネベリのプロフィール

ルーネベリは、ラテン語とギリシア語の講師としての資格を持ち、ボルグ・ギムナジウムの教師として働いていた。また、町の数々の催しにも熱意を持って参加して、家には客の訪問で絶えなかったといわれている。妻フレーデリカも後にジャーナリストとして名を残している。ポルヴォーの家で、「ストール旗人物語」を執筆。民族の自尊心とアイデンティティの確立に大きく貢献した作品の冒頭の詩「わが祖国」はフィンランドの国歌となった。ルーネベリは、愛国心あふれるフィンランドの国民詩人である。

住所:Aleksanterinkatu 3      Tel:+358-19-581-330

■ウォルター・ルーネベリ彫刻コレクション館

詩人J..ルーネベリの息子ウォルター・ルーネベリ(18381920)は、彫刻家として多くの作品を残している。1876年のパリ万国博覧会では、4作品で金メダルを受賞した。このコレクション館には、J..ルーネベリやアレクサンドル1世、ペール・ブラーへの銅像「伯爵の時代」など140あまりの作品が展示されている。

エデルフェルト・ヴァルグレン博物館

アルバート・エデルフェルトやヴィッリ・ヴァルグレンなど、ポルヴォー及び周辺地域出身の芸術家たちの作品や関連の品々を展示。また、1900年ごろのアイリス・ファクトリーのアール・ヌーヴォーの家具や陶器も展示している。

住所:Aleksanterinkatu 5   Tel:+358-19-582-186